フランスで家を建てる

2017年春に土地契約。仏人夫と南仏で小さな平屋をハーフセルフビルド。2019年年末に入居しましたが、家造りは果てしなく続きます…。

雪が降りました

南仏と言ってもアルプスに近い方で、居候させていただいている夫の母宅の村は標高600mほどなので冬は寒い。天気予報ではマイナス8度になると言っていたので覚悟はしていましたが、金曜日の朝起きたら粉雪が舞っていました。ふわふわと降ったり止んだりでしていましたが、だんだん雪が大きくなって本格的になり、お昼には10cm以上積もりました。

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これは翌日土曜の早朝、二階の窓から庭を撮った写真。

今年の秋はほとんど雨が降らず、きのこ狩りにも行けず黒トリュフも大打撃だったそう。クリスマスの食卓が少し寂しくなりそうです。

むき出しのままの建築中の家が心配になり見に行きましたが、夫実家より標高100mほど低く日当たりも良い我が家の辺りは雪も少なくひと安心。寒くなるからとコーティングも(彼らの普段のペースからすると)大急ぎでやってくれたようで、南側一面を残すのみとなっていました。

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窓のまわりの薄紫の25㎜の断熱材は、先週自分たちで丸3日かけて付けたもの。測ってカッターで切って接着モルタルで貼り付けるだけ~とナメてましたが、いざやると大変時間がかかりました。

施工会社の社長さんと打ち合わせて、グレーの外断熱の施工前の週末に窓断熱を付けますと約束したのに、いざ行くと半分以上外断熱が貼ってある!! 写真の一番左の掃き出し窓はまだだったので、薄紫の断熱材は壁コンクリの幅16センチで済むのですが、貼り終えてギリギリにカットされてしまった手前部分の窓はプラス断熱材の幅に貼らなければならず、手間も断熱材も2倍かかってしまいました。大工さんたちが本来予定していた現場の資材が手違いで届かず、急遽我が家に来てくれていたようなのですが、それなら25㎜残してカットして欲しかった…。社長さんには口を酸っぱくして伝えてあり、大工棟梁さんにも言ってあったのに、現場の人には届いていなかったのです。

現場にいたアルバイト大工さんに残りの窓は25㎜残してカットしてくれるよう頼み、気を取り直して仕事を始めましたが、初めてモルタルを練ったので慣れるまで時間がかかりました。測ってみると図面との誤差は一応±2cmの範囲内ですが左右の長さも違うし滴ったコンクリでガタガタしていて、家ってこんなアバウトで建つのね~と妙に感心。窓は完璧に水平を取って設置してあるので、2cm位なら大丈夫なんだそうです。ほんとかなー。