フランスで家を建てる

2017年春に土地契約。仏人夫と南仏で小さな平屋をハーフセルフビルド。2019年年末に入居しましたが、家造りは果てしなく続きます…。

外壁作りと、ここの大工さん事情

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基礎が出来たら外壁作り。鉄筋を入れて型を立て、ドドドッとコンクリートを流し入れ、数日経ったらパカッと外す、を繰り返します。この頃はもう暑い盛り。雨は一滴も降らず湿度が限りなく低い中で、コンクリートの仕上がり具合が気になります。日本だと水を撒いたりしている様なので心配で聞いてみたのですが、問題ないとのこと。その土地に合った長年の経験を信じましょう。

基礎工事の前、コンクリ作業が始まる前までに工事用の電気と水道の手配を頼まれたので、電力会社と地元の水道局に連絡し、水道は工事開始日に大工さん立会いの元開栓するよう日時を決めました。もう夫は夏休みに入っていて、工事が始まれば私たちも忙しくなると思い、その前にということで1週間ほど海に行っていたのですが、約束の5日前にいきなり大工さんから”今から水使いたいんだけど~”と電話が。この施工会社はいつも予定がくるくる変わるので何となく嫌な予感はしていたので、一応お隣さんからもしもの時は庭にある外水道を使っても良いと快く許可をいただいていたのですぐさま電話連絡。しかし聞いておいた奥さんのケータイに連絡がつかず、直接大工さんに、お隣さんを訪ねてくださいとお願いしました。しばらくしてお隣のお水が使えたと大工さんから連絡があったので、引き続きお隣の奥さんに電話を入れつつ遠くでモヤモヤしていました。その夜奥さんから電話を切っていたとのお詫びの電話が入り、その日の状況が明らかに!!

実は奥さん、翻訳の在宅ワークで自宅にいたのですが、いつも仕事中は部屋を締切りにして没頭しているそう。で、夕方庭に出てみたら外の水道が我が家にホースで繋がっていたとのこと。その時に大工さんと話して事情が分かったそう。 ”蛇口が壊れてたんだけどね、大工さんが新しいのと交換してくれて助かったわ~” と言ってくれたので良かったですが、勝手にフェンスを乗り越えて蛇口を付け換えちゃうずうずうしさに、夫婦で開いた口がふさがらない状態。 日本じゃありえない非常識だし、ともすれば住む前からの隣人トラブル勃発ですよ。 数日後に海から戻った後、恐る恐るお詫びに行きましたが、ホントに全然気にしてなさそうなのでホッとしました。

大工さんはその日に水道局に連絡して、翌日開栓してもらえたのでお借りしたのは1日で済みましたが、迷惑な話です。その後も施工会社の予定変更はめまぐるしく、この外壁作りの頃に、引き渡しは7月半ばと約束したにもかかわらず、11月後半になった今でもまだ瓦も載らないまま…。 

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