トイレを作る~タイル編
前々回のブログに書いたとおり、タイル張りの床の下地コンクリートは出来上がったので、いよいよcarrelageタイル張りです。
まずは床から。
古い木材風のタイルで、同じものをトイレの壁と、浴室の床にも使います。夏前にマルセイユで購入して義母宅に保管し、とりあえず2パックだけ持ってきて床を張り始めました。
床が終わり、残りのタイルを運んできてカットするサイズを測ろうとしたときに、最初の2パックと、他のすべてのタイルが違うものだと気づきました!!!
似ているのですが、色も幅も長さも違うのが分かるでしょうか…。壁の一番下の段だけ床と同じものです。
店員さんが車に運び入れてくれたのですが、なぜか2つだけグレードの良いものが入っていて、作業しながら ”こんなにいいタイル、安かったねー” と話しておりました。床のものはgresグレ、ストーンウエアという堅牢で耐水性に優れた陶器で、壁部分はfaïenceファイアンス 、一般的な陶磁器で、見るからに質が違うのですが、使ってしまえば違いはあまり分かりませんね。幸運にも、偶然に間違えてしまった2パックを最初に使ったので、トイレの床だけ素敵な足触りで丈夫になりました。
タイルを張るのに使った秘密兵器、youtubeで見つけて探しまくり、ネットで購入した、 タイルを水平に張るための装置です。
タイルの継目にネジ状のプラスチックの棒を引っ掛けておき、赤いキャップをはめてグルグル回すと隣同士のタイルが水平に調整できるという優れもの。 乾いたら横から水平に圧をかけると簡単に折れ、目地を入れれば見えなくなり、赤いキャップは繰り返し使えます。日本にもあるんでしょうか、とにかく素人の初心者にも綺麗に水平に出来るのでオススメです。
次はjoint de carrelage目地を入れます。汚れの目立たなそうなanthraciteチャコールグレーを選びました。
少し乾いたら拭き取り、大体の汚れがとれました。後で専用クリーナーで綺麗にします。
後は左右の石膏ボードにペンキ、奥には漆喰を塗ります。