フランスで家を建てる

2017年春に土地契約。仏人夫と南仏で小さな平屋をハーフセルフビルド。2019年年末に入居しましたが、家造りは果てしなく続きます…。

漆喰壁

内壁のplaque de plâtre石膏ボードには、プロ用のsous couche プライマーとpeinture acryicqueアクリルペンキ。 外壁に接したコンクリート部分にはenduit塗料としてplâtre漆喰を施します。

私たちのセンスは微妙で、気を付けなければ黒、白、茶色と、もの凄~く地味になってしまうため、南仏リュベロン地方特産のocreオークルを取り入れようと、息抜きがてらに工場と販売所のあるAptという町へ行ってきました。

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オークルと言えばちょうど一年前に訪れたRoussillonと言う村が有名ですが

calisson.hatenablog.com

実用的に使うには観光客プライスなので、こちらの方がグッとお得です。

眩暈がするほどの沢山の色に悩まされながら、お財布とも相談して選んだのがこちら。

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まず壁に、gobetisという、セメントと砂と水をゆるーく混ぜたものを刷毛でビシャビシャっと塗り、表面をザラザラにして漆喰をはがれにくくして2日間乾かします。 次に、chaux消石灰とcimentセメント、argile blanc 白い粘土の粉(これは陶芸職人の義父に譲ってもらえました)、後はガーデニング屋さんで買ってきた藁スサpaillisと、オークルを溶かした水を加えてenduit塗料を作り、手で塗っていきます。

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表面にはかなりの凸凹があるので、2cm以上厚めに塗らないといけないので、大変ですが調湿効果は期待できそう。
乾かすと色も変わるので、3週間以上置いたらトイレの壁の色を決めたいと思います。

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下の右から二番目がナチュラルです。もっと藁感が欲しいので、大丈夫ならもっと足してみたいと思います。

 

※横文字が入っていて読みづらいと思いますが、私自身の覚書にもなっていますので、ご了承ください。