フランスで家を建てる

2017年春に土地契約。仏人夫と南仏で小さな平屋をハーフセルフビルド。2019年年末に入居しましたが、家造りは果てしなく続きます…。

あっという間に玄関のタイルの出来上がり

我が家の窮地を知った夫の親友たちが、暇を見つけては遠くからお手伝いに来てくれています。 

 

この日はプロのcarreleurタイル職人さんを引き連れて3人で助っ人に来てくれました。 日本式に三和土を下げて段差を作りたかったので、下地のコンクリートのままにしていたのですが、このままタイルを張るには凸凹過ぎ。なので、薄くコンクリートを流して水平にしようかと思っていたのですが、この友人に相談したところ、タイルの下地用砂にセメントを混ぜながらダイレクトに張れる方がいると言って、マルセイユからわざわざ連れて来てくれました。

 

接着剤も使わず、セメントでどんどん張り付けていきます。

f:id:calisson:20190718051543j:plain↑↑↑左に置いてある紙は、夫が作成したモザイク設計図。 タイルの大きさもバラバラ、オレンジ色のタイルに至っては厚さが2ミリも薄く、最初は面倒くさそうな顔をされてしまいましたが、朝ご飯と昼ご飯、コーヒータイムのおもてなしで何とか機嫌よく仕上げていただきました。

 

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半日で出来ました。

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後日私がjoint目地入れをしてようやく完成しました。 素材はストーブまわりと同じ、水が染み込んでしまうtravertinトラバーチンなので、vitrificateurコーティング材を二度塗りしてあります。様子を見て、3度塗りをするかもしれません。

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塗り壁で唯一まだ手を付けていないドアのある部分の壁。 キッチンの壁に使った赤いオークルがまだ残っているので、色を付けようか検討中です。

ドアを開けた後ろ側には仕切りを付けて、配電盤を隠しつつクローゼットにする予定ですが、これは何年後になることやら。