フランスで家を建てる

2017年春に土地契約。仏人夫と南仏で小さな平屋をハーフセルフビルド。2019年年末に入居しましたが、家造りは果てしなく続きます…。

漆喰を塗る

快晴に恵まれたので、外でbétonnièreコンクリミキサーを使って大量に漆喰を仕込みます。 2ヶ月ほど前に借りたこのマシン、我が家に置き去りなので活用させていただきます。f:id:calisson:20190207062256j:plain

どこかで計算が狂い、かなり多めの、トータルで250~260リットルほど仕込みました。下に写っているbrouette一輪車に山盛り4杯位だったでしょうか。

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和室の砂壁くらいの色になっていますが、1ヶ月ほどすると乾いて、もっと白くなる予定です。 ですが、実は試し塗りの際に使った粘土パウダーはgrésグレ、ストーンウエアの材料で、最初から白かったのですが、それよりもっと白いということで採用したfaïence、一般的な陶器の材料のパウダーが、袋を開けてみたら薄いテラッコッタ色をしていたのでした…。乾けばグッと白くなるよと、陶芸職人の義父は言っていますがどうなることやら。温かみのある色になるのは間違いなさそうですが、乾くまで分からないのでドキドキです。

 

素人の、初めてにしてはなかなかうまく行ったと思います。デコボコや、厚みの違いは”味”ということで許してもらいます。

この日の作業時間は、休憩無しで12時間!! 朝10時から夜10時まで手を止めることが出来ませんでした。

バケツで漆喰を何度も運び入れ、コテで塗っては慣らし、腕や肩がパンパンで終わり頃は二人共ヨロヨロしながら仕込んだ漆喰を使い切りました。固まってしまうので、何とか道具を洗うだけ洗って帰りました。

 

翌日は、回復しない疲れた体にムチ打って、仕上げに。

少し固まった後で濡らしたスポンジでこすると、混ぜ込んだchanvre麻が浮き出して、味が出てきます。

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…ホントに白くなるのか、祈るような気持ちです。乾くまで待てないので、この配合で他の部屋にも施工します。気に入らなければ、いつか、そのうち上から塗り直せばよいのです。