オークルの村～Roussillon

おー、やっと写真がアップ出来るようになりました。

これはクリスマスのあと、年末に日本人のお友達と一緒に、夫の父に連れて行ってもらった、Roussillonルシヨンという、フランスの"最も美しい村”のひとつです。

朝から雨の降る荒れた天気でしたが、とりあえず行ってみると晴れ間が出てきてまずまずのお天気に。

ローマ時代からocreオークル（黄土）という顔料が採れ、漆喰に混ぜて家の外壁などに使用されてきたそうです。手軽な科学染料が出回るようになってからは閉鎖され、観光用に遊歩道が整備されているのですが、前日からの雨で危険ということで閉まっていました…。

村の中心部から見える旧採取場跡。黄色やオレンジ、ピンクなどができるそうで、これで村中の家が美しく彩られています。オークルが大きな袋で売られていたので、我が家の部屋の一つもこれを使っておうかと閃いたので、遊歩道にも入りたいし近々また来ようと思います。

着いた早々お腹が空いたので、大急ぎで最初に目についた中心部にある小さなスナック程度のレストランへ…と中に入ったら、眺めの良いきちんと手作りされた大当たりのレストラン！ 

私はハンバーガーをチョイス。炭火焼風味の肉々しい噛みごたえのあるパテとふんわりバンズ、お店手作りの揚げたてフリットとシャキシャキサラダが美味しかった。夫と義父の仔牛の煮込みもキノコがゴロゴロ入っていて美味しく、友人の選んだズッキーニとパプリカのファルシ（詰め物）もプロヴァンスらしくて美味しかったそうです。地元のワインと地ビールにも合いました。ピンボケで失礼します。

２０１７年現在で樹齢１６９年の古い葡萄の木のあるお店。雑貨屋さんなどもいくつかあり、小さい村なので半日もあればゆっくり観光できます。南仏の小さな村はだいたい制覇しましたが、その中でもここは私の中で上位になりました。

帰り道、まだ日がある夕刻に国道で大きな猪に遭遇。山道注意です。