物件を探す
フランスに来てからというもの、夫の転勤などで4度の引越しをしました。4年ほど前にやっと夫家族の近くに落ち着けることになり、色々調べた上で賃貸より持ち家だねー、と気持ちが決まって物件探しを始めました。
方法としては不動産屋はもちろんですが、売主さんが直接広告を出すサイトもポピュラーです。たとえば↓↓↓
ル.ボンコアンhttps://www.leboncoin.fr/
これは何でも”売ります買います”のサイトで、私は非常にお世話になっています。フォンテーヌブローのアパートもこれで見つけたので仲介手数料はゼロでしたし (と見せかけて不動産屋さんが入っている事も多いので注意が必要)、新居に設置する無垢の扉のついたキッチン家具は、直接取り外しに行ってタダでゲットしたもの。古いので手を入れる必要はありますが、これで一から作る手間が省けたのでラッキーでした。
後は村役場で情報を尋ねたり、住みたい付近を回って売り出しの看板が出ていないかをチェックしました。
このあたりは結構な山奥の不便な田舎だと思うのですがプロヴァンス人気は根強く、ちょっとビックリするくらい高いです。TGV(新幹線のような高速鉄道)でパリとマルセイユが近くなり、パリジャンが太陽を求めてマルセイユに家を買い、マルセイエが安くて静かな場所を求め田舎に移る…、てな人も多いようで、実際未来のご近所さんはマルセイユ人が何組かいらっしゃいます。
初めは中古物件も視野に入れていたのですが、日本の家と違って価値の下がらない家屋はとにかく予算オーバーなので早々に諦め、更地に絞っていくつか見て回りました。 そしてある日フラッと行った小さな村の役場で情報をもらって早速コンタクト。 まず口約束の成立が2016年の6月でしたでしょうか。それから銀行のローン手続き、司法書士を入れての本契約までなんと1年を要してしまったのです。
つづく