フランスで家を建てる

2017年春に土地契約。仏人夫と南仏で小さな平屋をハーフセルフビルド。2019年年末に入居しましたが、家造りは果てしなく続きます…。

断熱材の施工の途中経過とParis-Nice自転車レース

プチ・ツール・ド・フランス的な自転車レース、”La  course au soleil"「太陽へのレース」とも呼ばれるParis-Niceが8日間開催されていて、我が家も夫実家の前の道もコースになっています。ツール・ド・フランスの様に半日以上の通行止めにはならず、Gendarrmerie憲兵が一時的な交通制限のため各所で仮の柵を置いたり外したりと活躍していました。時間をずらして出掛けたので、レースは見ませんでしたが、至るところの路肩にはキャンピングカーが停まっていて、遠くから観戦に来ている方がたくさんいました。まだ雪の残る道ですが、先週の大雪に当たらなくて良かったです。

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さて、今週も屋根の断熱材の施工を続行中です。やっぱり屋根の真ん中部分は高すぎて施工会社から拝借しているl'échafaudage足場では難しいことがわかりました。それで、窓の施工をお願いした夫の親友に相談したところ、ヴァカンス中なので使わないからといって、アルミ製の6mまで届くものを貸してくれました。ちょうど遊びにきていた夫の父と、車で一時間ほどの現場に取りに行って、組み立てまで手伝ってもらいました。

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軽くて移動も楽、高さもぎりぎりピッタリで良かったのですが、一人用なので隣にいつもの足場をピッタリ着けて作業します。

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木屑がすごいので、ゴーグルとマスクでしっかりガード。でも木なので素手で大丈夫です。あとはひたすらサイズに合わせてカットし、二枚重ねで梁に取り付けたレールにレール縁枠を引っ掛けて固定していく作業。14cmの厚さの木繊維断熱材を、継目が重なって隙間が出来ないように縦横をぎゅうぎゅうに組み合わせていくのが本当に大変です。f:id:calisson:20180309061950j:plainけっこう脆く、ぼろぼろと千切れてしまうので慎重に進めます。今更ながらに調べると、業者に施工を頼む目安としては、

  • fibre de verreグラスファイバー=5㎡で1時間
  • fibre de bois ウッドファイバー=1㎡で1時間半!

なんと  7.5倍の時間がかかるそう…。

縁枠をペンチでカットする作業も、先週の助っ人さんは片手で簡単に切っていたのですが、いざ私が切ろうとすると固くて切れない~!何とかコツをつかんで全身全霊で切り進めます。

小さい隙間も丁寧に埋めていき、半分近く終わりました。