フランスで家を建てる

2017年春に土地契約。仏人夫と南仏で小さな平屋をハーフセルフビルド。2019年年末に入居しましたが、家造りは果てしなく続きます…。

間取り

140㎡以上の住宅は建築士を頼まないといけないのですが、私たちの家は97㎡なので、すべて自分たちで考えました。ラッキーなことに義父は許可する側の仕事をしているので、建築確認申請用の図面は全部おまかせ。電気は配線キットをオーダーして自己設置で電気技師électricienに仕上げを依頼、上下水道は配管工plombierにお願いします。

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左に玄関とLDK、右に寝室が二つと書斎、お風呂トイレ洗面脱衣所があります。シンプルな長方形、水回りをぎゅっと一ヶ所にまとめてローコストにしてあります。全体のほぼ4分の1にあたる図面の右上は約20㎡の窓付きのロフトをつくります。ロフトの一番高いところは130cmなので、面積には含まれません。仕上がり図にはパーゴラとカーポートがありますが、これは後々落ち着いたらDIYでつける予定。パッシブハウスとは違うので、サロンの広い開口部は真南ではなくちょっと南西に振れています。 

今はRT2012という断熱関係の規制があり、遵守しないとすべての新築の建物は建てられません。これを守れば価格の4割(限度額56,000ユーロ)の融資をゼロ金利prêt taux zeroで借入れできます(まもなく終了するらしい)。支払い開始を10年待ってくれるので、これは大助かり。高性能断熱、高機密、24時間換気、ペレットストーブ(薪ストーブは×)を取り入れて基準を満たし、無事に融資を受けられましたが、建てた後に実地検査が入るらしいです。

LDKの一番天井の高いところは4mあるので、小さくても解放感がありそうです。